軟弱野菜とは？（ナンジャクヤサイ）

●軟弱野菜（ナンジャクヤサイ）

軟弱野菜とは、
収穫して傷み始めるのが早い野菜のことを言います。

生育不良で軟弱に育った野菜、
と言う意味ではないのでご注意を。

軟弱野菜は葉物野菜（青物）に多くみられます。

例えば、
コマツナ、シュンギク、チンゲンサイ、葉ネギ、ホウレンソウ、
などなどが軟弱野菜に分類されます。

軟弱野菜は、
収穫してから傷み始めるのが早く保存がきかないため、
スーパーなどで店頭に並ぶのは、
近隣の地域で栽培されたものが多く並びます。

遠くから持ってくるなんてことをすると、
輸送時間中に傷んでしまうんですよね。

スーパーに行って生産地を見てみれば
近くの生産地のものしか並んでいないので、
それがよく分かります。

軟弱野菜に分類されない野菜、
例えばジャガイモやタマネギなどは、
北海道産でも九州産でもスーパーに並んでいます。

軟弱野菜にも良いところがたくさんあります。

それは生育期間が短いこと。

種まきから収穫まで早ければ１ヶ月、
長くても２ヶ月程度で収穫できます。

さらに、
農業資材を使う必要がほとんど無いので、
栽培しやすい野菜と言えます。

あと、
野菜の重量がとても軽く、
出荷の労力が少なく済みます。

こうして軟弱野菜を考えてみると、
自家栽培に適している野菜とも言えますね。

家庭菜園でも栽培しやすく、
収穫してすぐに調理できるので鮮度の心配もなく、
まさに自家栽培向きの野菜たちです。

そして、
軟弱野菜の一番の魅力は、
健康に良い緑黄色野菜だと言うことですね。


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