間引きとは？（マビキ）

●間引き（マビキ）

間引きとは、
野菜などの栽培過程で、
少数の苗を残して抜き取ることを言います。

例えば今が旬のダイコン。

株間３０ｃｍで種まきしますが、
１ヶ所につき３～４粒ずつ種まきしたりします。

生長するにしたがって１株ずつ抜き取り、
最終的に１株を残します。

カブの場合はスジまきにして、
最終的には１５ｃｍ間隔などに間引きます。

■間引きのメリット

まず、
１ヶ所にたくさん種まきをした方が、
発芽率が上がるという考え方があります。

種１粒だと土を押し上げる力が弱いのですが、
種が集まればそれだけ土を押し上げる力が強くなります。

そして幼苗期には、
お互いに寄り添っていた方が風雨などへの抵抗性が強く、
生長もよくなります。

なので、
最初は多めの種を種まきして、
生長のタイミングによって間引きをする、
というのが野菜作りの基本なんですね。

害虫の被害を軽減できる効果もあります。

最初に３株育てていれば、
２株やられても１株は残りますよね。

間引きをしたあとは風通しが良くなり、
病気も発生しにくくなります。

■間引く株の見分け方

生長の悪い株を間引くだけではなく、
育ち過ぎている株を間引くのもポイントのひとつ。

・生長の悪い株。
・育ち過ぎている株。
・色カタチの悪い株。
・病気の株。
・害虫の被害を受けた株。

間引いた後でそれぞれの株に差がないようにするのがベストなんですね。

■間引きの方法

一番簡単なのは、
株を指でつまんで引き抜く方法。

株が小さい場合には、
ピンセットを使うと良いですね。

ただ、株元を地面を別の手指で押さえながら、
他の株が傷ついたりしないようにしないといけません。

もし密植し過ぎていたり、
あるいは根が絡まっているような場合には、
株元を地際でハサミで切り落とすのが一番ですね。

間引きをしたあとには土寄せも忘れずに。

たいていは追肥と土寄せを一緒に行ないます。

それと、ダイコンなどは、
間引き菜も美味しくいただけます。

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