株分けとは？（カブワケ）

●株分け（カブワケ）

株分けとは、
ひとつの植物を２つ以上に切り離して
分けることを言います。

このとき、
必ず根が付くように分けます。

また、根はもちろん、
芽が必ず付くように分けることもあります。

株分けと言う植物の繁殖方法は、
根が付いた状態で分けることになるので、
挿し木などに比べて根付きやすい、
失敗が少なく成功率の高い方法と言えます。

※老化した株を更新して若返らせるときにも
　株分けが行なわれます。

ただ、その一方で、
一度に多量に株分けすることができない
というデメリットもあります。

株分けは多くの植物でできますが、
主に宿根草や観葉植物、花木類で行なわれます。

例えば、
アジアンタム、アジサイ、アスパラガス、アヤメ、エビネ、
クチナシ、クンシラン、コデマリ、サツキ、シバザクラ、
シュロチク、ショウブ、シンビジウム、スズラン、
スパティフィラム、センリョウ、ナンテン、プリムラ、
ユキヤナギ、などなど多数です。

株分けの注意点はその時期。

株分けをすると、
茎や根を傷めることになるので、
「これから成長期に入る」時期に行ないます。

※できるだけ茎や根を傷めないようにするのも、
　株分けのポイントのひとつです。

※株分けしたあとしばらくは、
　根が活着するまでは日陰で管理します。

多くの植物では、早春～春になりますが、
植物によっては秋、または、
早春～春と秋の両方でも行なえます。

基本的に、
秋咲きの植物は翌年の早春～春に、
春咲きの植物は秋に行なうのが原則です。

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