葉面散布とは？（ヨウメンサンプ）

●葉面散布（ヨウメンサンプ）

葉面散布とは、その名の通り、
葉っぱに散布することを言います。

何を葉っぱに散布するのか？

通常は肥料を散布することを言います。

植物や野菜に肥料を与えるとき、
土の中に肥料を混ぜて与えることが多い（土壌施肥）ですが、
植物や野菜は葉面からも肥料を吸収することができます。

これを葉面吸収と呼び、
追肥の手段のひとつとして使われます。

肥料成分を水溶液にして展着剤を加えて、
噴霧器で葉面に散布します。

特に、
鉄、マンガン、ホウ素、亜鉛、モリブデン、銅、塩素、
などの微量要素については葉面散布が有効とされています。

※微量要素について詳しくはこちら：
　→肥料の中量要素と微量要素とは？（チュウリョウヨウソ・ビリョウヨウソ）

微量要素はとても少ない量なので、
土壌施肥によって量を調整するのが難しく、
葉面散布の方が容易なのだそうです。

また、土壌施肥に比べて、
葉面散布の方が速効性が高いとも言われています。

微量要素欠乏で生理障害や病気になることも多いので、
兆候が見えたときに葉面散布をしてあげると、
効果が出やすいそうです。

その他、葉面散布のメリットとしては、
根が傷ついたりして土壌吸収力が弱くなったときに有効だったり、
根が深くまで潜っていて土壌散布の効果がないときにも
葉面散布が効果を発揮します。

今、我が家で育てているメキャベツも、
葉面散布で追肥すると有効だそうなので、
そのうち試してみたいと思います。

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