ローズマリー突然の枯死

●ローズマリーの寿命？

ローズマリーの鉢植え、
今年の春も元気に開花しています。

（ローズマリー、鉢植え）


（ローズマリーの花）


小さく青い花がとっても綺麗なハーブです。

※ローズマリーの育て方シリーズはこちら：
　→ローズマリーの育て方：（１）ハーブの代表格
　→ローズマリーの育て方：（２）うまく育てるポイント
　→ローズマリーの育て方：（３）殖やし方と植え替え
　→ローズマリーの育て方：（４）肥料・せん定と利用方法

さてさて、この鉢植えのローズマリーですが、
この株は実はさし木で育てたものです。

おおもとのローズマリーはどうしたかと言うと、
それは地植えになっていました。

それが下の写真のローズマリー。

（ローズマリーの地植え）


どれがローズマリーかって？

中央の、枝ばかりになった、
上の方に茶色い細かな葉が残っているのが、
ローズマリーの木です。

５月だというのにこの状態。

（地植えローズマリーの枯死）



春になってもまったく新芽が出ず、
残念ながら枯死してしまったようです。

かなり昔から育てていたローズマリーで、
足掛け１１年くらいになるでしょうか。

病気なのか寿命なのかは分かりませんが、
冬に入る前には大きな変化はなかったので、
寿命なのかもしれません。

ローズマリーの寿命について調べてみたら、
１０年と言う説があったり、
３０年と言う説があったり、
かと思えば５年と言う説もあったり、
確かなことは分かりません。

さし木をしているので、子孫は殖えているのですけど、
親株が枯れてしまったのはとても残念です。

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ローズマリーの育て方：（４）肥料・せん定と利用方法

●ローズマリーは通気を良くする

ローズマリーには肥料はほとんど要りません。

実際、我が家のローズマリーには
まったくと言っていいほど肥料はあげてません。

肥料をあげる場合は4月～5月と9月～10月
液肥を10日に1回くらい、
または２ヶ月に１回くらい置肥をします。

■ローズマリーのせん定

ローズマリーは乾燥気味に育てるのがポイント、
株が混み合い過ぎると通気が悪くなるので、
定期的にせん定をしてあげると良いです。

と言っても、我が家のローズマリーは
ほとんどせん定してませんけど、
樹形を綺麗にするためにもせん定した方が良いです。

せん定する時期は冬の前と梅雨の頃。

ローズマリーは丈夫なので、
大胆に刈り込み過ぎても大丈夫です。

■ローズマリーは不老・美容のハーブ

ローズマリーには、
抗酸化作用や老化防止の効果があると言われています。

ローズマリーの葉をローションにして使うと、
艶のある肌を保てるとか、
ローズマリーティーや入浴剤にもなります。

若返りのハーブですね。

そしてもちろん料理にも使えます。

パスタ料理、肉料理、魚料理、などのイタリア料理によく使われ、
肉や魚の臭みを消してくれる効果があります。

最近の我が家ではクッキーに混ぜて焼き上げました。

※料理には、葉・茎・花が使われます。
　香りはきつめなので少量使います。

また、気分をリフレッシュしてくれる効果もあり、
頭を活性化や集中力や記憶力をアップしてくれます。

アルツハイマー病の予防効果があるという
研究結果も発表されているほどです。

その他、消化促進や防腐などの効果もあります。

ローズマリーの葉は１年中収穫でき、
乾燥させて保存しても長期間香りが持続するので
すごく便利ですね。

※種まきの場合、収穫は１年半～２年経ってから。

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ローズマリーの育て方：（３）殖やし方と植え替え

●ローズマリーはさし木がオススメ

ローズマリーは、
　・種まき
　・さし木
のどちらでも殖やせます。

ただ、種まきだと発芽率が良くないのと、
最初の１年くらいは成長が遅いので、
さし木の方が殖やしやすいです。

苗を買って植え付けるのも手ですね。

■ローズマリーの種まき

ローズマリーの種まきの適期は、
3月～6月と9月～10月頃。

（ローズマリーの種サヤ：６月写真）


ローズマリーの種の発芽適温は20℃～30℃くらいなので
暖かくなってから種まきをしましょう。

早過ぎても遅過ぎても発芽しにくくなります。

また、種まきには湿度と通気が重要なので、
十分に湿らせた土に種をまき、かぶせる土をごく薄くして、
軽く押しつけて土の水分を吸いやすいようにします。

あと、発芽まで種が乾かないようにします。

この点、ローズマリーは発芽率が低いと言えますね。

種まき後15日～20日くらいで発芽します。

ローズマリーは小さいうちは成長が遅いので、
管理のしやすいポットまきがオススメです。

■ローズマリーのさし木

ローズマリーのさし木の適期は、
3月～6月と9月～10月頃。

茎を5cmくらい切り、下葉を切り落として挿すと
3週間くらいで発根します。

用土は赤玉土小粒や鹿沼土小粒などを使います。

■ローズマリーの植え替え

ローズマリーの植え替えは１年～２年に１回、
地植えの場合は植え替えしない方が良いです。

植え替えは、真夏と真冬を除きいつでもできますが、
新芽が伸び始める4月頃がベストです。

ローズマリーは用土を選びませんが、
水はけの良い土を使いましょう。

ローズマリーは根を切られるのを嫌うと言われているので、
根鉢を崩さず古い根を切り取るくらいが無難ですが、
根っこが詰まっている場合は崩すのも仕方ないですよね。

保険のためにさし木をしておきましょう。

次回はローズマリーの肥料・せん定と利用方法。

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