カイドウのこぼれ種発芽

●カイドウはこぼれ種でも殖える？

カイドウ、ハナカイドウの鉢植え。

（ハナカイドウ：鉢植え）


満開ですねぇ。

（ハナカイドウ：満開）



すばらしいです。

淡い桃色の花が、
サクランボのようにたくさん咲いています。

毎年開花が楽しみな花木です。

でも、これは、１～２週間前のこと。

いまではすっかり花も終わって、
新緑の季節になっています。

（ハナカイドウ：花後）



すっかり花が散ってしまいました。

ハナカイドウはバラ科リンゴ属の
耐寒性落葉高木。

大きくなると樹高５ｍ～８ｍにもなるとか。

サクランボと言いましたが、
たしかにリンゴっぽい感じもしますね。

嬉しいのは耐寒性がとても強いということ。

鉢植えにしておく必要はまったくなく、
冬でも屋外で十分育てられます。

なので、我が家にも地植えのハナカイドウがあります。

（ハナカイドウ：地植え）


上にそびえているのはヒバの木。

そのヒバの株元なので、
あまり日当たりは良くないのですが、
数年前になにげなくさし木したハナカイドウが
大きくなってきました。

まだ花は咲きませんが、
樹高だけで比べてみると、
長年育てている鉢植えのハナカイドウに
迫ってきた感じがします。

ここから樹高５ｍ～８ｍになるなんて、
あまり想像したくないですね・・・。

ところで、
このハナカイドウから１０ｍくらい離れた場所で、
若い木が生えてきているのを見つけました。

それが↓これ。

（ハナカイドウ：こぼれ種で発芽）



クロッカスやヒアシンスなどが植わっている場所の近く、
さらにすぐ横にはマツの木も植わっている場所です。

このくらい大きくなっているということは、
たぶん去年あたりに発芽したのだと思います。

ハナカイドウがこぼれ種で殖えるなんて、
案外育てやすい花木なのかもしれません。

でも、この場所じゃなくても良かった・・・。

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ハナカイドウが満開

●ハナカイドウの花

ハナカイドウの鉢植え、
ほぼ満開の花が咲いています。

（ハナカイドウの鉢植え）


（ハナカイドウの花）




（つぼみの頃のハナカイドウ：３月）


ハナカイドウはバラ科の落葉高木、
リンゴやヒメリンゴの仲間で、
樹高は５ｍ～８ｍにもなる背の高い木です。

我が家のハナカイドウはまだ２ｍくらい。

ハナカイドウの仲間にはミカイドウがあり、
ミカイドウには実がなります。

実は我が家のハナカイドウも実がなるので、
本当はミカイドウなのでは？とも思っています。

（ハナカイドウ？の実：去年５月）


ハナカイドウの花期は４月、
まもなく花期も終わりです。

■根っこで殖やしたハナカイドウ

実はこのハナカイドウは根っこで殖やしたのです。

数年前のことでしたが、
父が育てていたハナカイドウの鉢植えを植え替えた時、
ものすごく根鉢が詰まっていたので、
根っこを大幅に整理しました。

その切り捨てた根っこを、
なんでそんなことを思いついたんだか、
我が家でいただいてきて地面に埋めました。

その根っこがなんと！発芽！
でも１年もたたないうちに枯れてしまいました。

しばらくして忘れかけていた頃、
再び地面から伸びてきたのです。

これはびっくり、
ハナカイドウって生命力が強いんですね。

それからしばらく育てた後、
植木鉢に鉢上げし現在に至るという感じです。

ハナカイドウを殖やすには接ぎ木が一般的で、
さし木で殖やすのも難しいそうなので、
根っこで殖やしたなんて実はとんでもないことなのかも。

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モズの仕業？ハナカイドウの枝に昆虫串刺し

●モズの早贄（はやにえ）？

ハナカイドウの枝に変なものを見つけました。

（ハナカイドウの枝に虫）


ハナカイドウはすでに枯れ枝ですが、
その枯れ枝に虫が刺さっているのです。

写真を拡大してみると。

（ハナカイドウの枯れ枝に虫が串刺し）


なんという虫だか分かりませんが、
ハナカイドウの枝に串刺し状態です。

いったい誰の仕業と思い調べてみると
モズ（百舌）の仕業のようです。

※百舌という漢字は、
　ほかの鳥の鳴き声を真似ることができる
　というところに由来しているようです。

モズはスズメに似た色形をしていて、
日本などのアジアに生息している鳥。

１年中見られるそうなので、たぶん
我が家のあたりにもいるのでしょうね。

モズの食べ物は、カエル、バッタ、トンボや、
ネズミなどの小動物も食べることがあり、
獲物を枝に突き刺したり枝の間に挟んだりする習性が有名です。

いわゆるモズの早贄（はやにえ）ですね。

ただし、なぜ獲物を枝に刺すのか、
その理由はよく分からないようです。

モズの早贄（はやにえ）は秋に多く見られることから、
冬に備えて食料を蓄えているのだとも言われます。

あとは、メスへのプロポーズをしているんだとか、
自分の縄張りを誇示しているんだとか、
いろいろな説があるようですが、
はっきりとした理由は分かりません。

食料を蓄えていると言っても、
我が家のハナカイドウの枝に刺さっている昆虫は、
もう２週間以上も刺さりっぱなしなのです。

それとも刺したのを忘れてしまっているのか。

他の鳥に食べられてしまいそうですが、
今のところ刺さりっぱなしです。

不思議な習性ですね。



ところで、せっかくなので、
最後にハナカイドウの花期の写真を２枚。

（ハナカイドウの花期：４月）


（ハナカイドウの花：４月）


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