フクレミカンで陳皮作り

●陳皮はフクレミカンでなきゃ

フクレミカンの季節！

（フクレミカン購入）


今年は知人からいただく予定もないので、
近くのスーパーで買ってきました。

葉付きのも入ってました。

（フクレミカン）


中身も食べるところが少ないのですが、
とっても香りが良いので好きな人は多いと思います。

※フクレミカンのページを検索：
　→フクレミカン

そういえば、去年の春にはフクレミカンの種をまいて、
うまく発芽したのでした。

台木にするカラタチの木が入手できず、
まだそのままポットで育てているのでした・・・。

ま、おいおいですね。

さて、フクレミカンと言えばやっぱり陳皮。

陳皮はフクレミカンの皮を干したもの。

フクレミカンでなくミカンと言う説もあるのですが、
香りの良さではフクレミカンに軍配が上がります。

今年もフクレミカンの皮を使って、
陳皮作りを始めました。

食べ終わったフクレミカンの皮を、
乾燥した天気の良い日に天日干しにします。

（フクレミカンの皮を天日干し）


今年は無農薬だかどうだか分からず、
多少は付いている筈のカイガラムシも見当たらないので、
皮を剥く前に水洗いしておけば良かった！
と、後悔しましたが仕方ないですね。

たいしたことはないでしょう。

天気が良かったり悪かったり、
夜間は家の中に取り込みながら、
１週間ほど天日干ししました。

（天日干し後のフクレミカンの皮）


このフクレミカンの皮をフライパンで乾煎り。

（フクレミカンの皮を乾煎り）


※フライパンはニオイが付いていないものを使いましょう。

弱火で、焦げないように、数分で大丈夫だと思います。

ちょっと焦げちゃいました。

（乾煎り後のフクレミカンの皮）


これをミルサーに入れてパウダーにします。

（フクレミカンの皮をミルサーに入れる）


陳皮の出来上がり！

（陳皮、できあがり）




良い香りです！！！

次の材料の準備ができるまでしばらく保管しておきます。

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フクレミカンジャム

●お気に入りのフクレミカンジャム

フクレミカンジャムを手に入れました。

ずーっと欲しかったこのジャム、
近くのJAに立ち寄ったとき見つけました。

（フクレミカンジャム）


つむぎ野コンフィチュールというブランド名で、
「無添加　筑波山麓　福来みかん」と書いてあります。

（フクレミカンジャム：裏面）


原材料は、フクレミカン、砂糖、レモン果汁、清酒だけ。

コンフィチュールとはジャムのフランス語らしく、
かんたんに言うとフクレミカンジャムですね。

実はこのジャム、最初に見つけたのは、
茨城県フラワーパークの売店でした。

その時は興味本位で１瓶買ったのですが、
帰って食べてみたらその美味しさにビックリ。

それ以来、どこかに売ってないかなぁと
スーパーなどいろいろ探してみたのですけど、
そのうち季節も変わっていってしまいました。

季節限定商品なんですよね。

製造元から通販で買うこともできるのですけど、
少量だと送料も馬鹿にならないし・・・。

今回JAで見つけた３瓶は全部買い占めてしまいました！

近くで入手できることが分かったので、
次に入荷したときにはもう少し買いだめしようと思います。

１瓶６３０円（税込）です。

さっそく味見。

（フクレミカンジャムを味見）


ジャムよりもゆったりした感じで、
フルーツソースと言ってもいいくらい。

フクレミカンジャムの魅力は、
なんと言ってもすばらしい香りとほのかな苦みですよね。

フクレミカンの皮（陳皮）は、
七味唐辛子にも使われるくらいですから、
香りの良さはお墨付きです。

※フクレミカンについて詳しくはこちら：
　→フクレミカンのいただきもの
　→フクレミカンの皮は陳皮

味はマーマレードジャムに似てはいますが、
大人の味って感じがします。

我が家では自家製ヨーグルトに混ぜていただくのが定番。

（自家製ヨーグルトにフクレミカンジャム）


フクレミカンジャム、オススメです。

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フクレミカンにヤノネカイガラムシ

●ヤノネカイガラムシはミカン科の害虫

今年のフクレミカン。

（フクレミカン）


と言っても、スーパーで買ってきたもので、
小粒のフクレミカン３０個くらいが
ネットに入って１００円と言う安さ。

そのフクレミカンなのですが、
ゴマのようなものが付いているのを発見！

上の写真のちょうど中央部分の、
黒っぽい点がそれです。

拡大すると↓こんな感じ。

（フクレミカンのゴマのような・・・）


このゴマのようなものは実は害虫。

ヤノネカイガラムシという害虫で、
ミカン類によく発生するカイガラムシの一種です。

ヤノネとは矢の根っこ、つまり矢尻のことを表し、
たしかに矢尻の形に似ています。

ヤノネカイガラムシは外来害虫で、
中国からやってきたカイガラムシだそうです。

発生時期は５月～１１月の間で３回発生し、
ミカンの幹、枝、葉、そして果実に寄生します。

発生すると木の元気がなくなってきて、
多く発生するとすす病が発生したり、
木が枯れてしまうこともあるそうです。

このヤノネカイガラムシ、
その生態はちょっと不思議です。

ヤノネカイガラムシが移動できるのは
卵から孵化してわずか数時間だけ。

そのあとは足がなくなってしまい固着して、
ずーっと同じ場所で生きていきます。

もうひとつ不思議なのは、
今の話はメスだけだということ。

オスには翅があるそうなので、
自由に飛べる？ことになります。

不思議ですねぇ。

ヤノネカイガラムシを駆除する方法は、
ブラシなどでこそげ落とすのが一番だそうです。

薬剤（殺虫剤）を使う方法もありますが、
その場合は天敵まで駆除してしまうそうです。

※ヤノネカイガラムシの天敵は、
　ヤノネキイロコバチやヤノネツヤコバチで、
　ヤノネカイガラムシ対策に持ち込まれたようです。

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