次郎柿のいただきもの

●次郎柿はカキ第３位

カキの実を２ついただきました。

（カキ：次郎柿）



どういう品種かお聞きしたところ、
その方も別の方からいただいたそうですが、
次郎柿ではないだろうかとのことでした。

なぜかと言うと、
ヘタの周りがシワシワになっているのが、
次郎柿の特徴なのだとか。

（次郎柿のヘタの周り）


たしかにシワシワになっていますね。

次郎柿のことを少し調べてみました。

今から遡ること約170年、
まだ江戸時代の西暦1844年、
松本治郎吉と言う人が、
静岡県で見つけたカキの木の幼木が
次郎柿の始まりと言われています。

治郎吉さんの次郎柿。

次郎柿はもともと治郎柿と書かれていたそうですが、
戦後には次郎柿と書かれるようになったそうです。

次郎柿の特徴は、
平核無柿（ヒラタネナシガキ）と同じく四角いカタチで、
実の大きさが大きめで、
種がほとんどありません。

完全甘柿なので、
次郎柿の渋柿はありません。

富有柿に比べて果汁が少なく、
実は硬めです。

その分、
富有柿の方が人気があるんですね。

次郎柿の生産量は第３位、
その４分の１を愛知県で生産しているようです。

１位は富有柿、２位は平核無柿。

富有柿の始まりは1857年、
平核無柿の始まりは明治時代と言うことなので、
後から出て来た品種に抜かれてしまったのですね。

（次郎柿を切ってみる）


では次郎柿を味見です。

確かに固め。

でも十分に食べられる硬さです。

甘みもそこそこ。

カキって熟し加減が難しい果物で、
富有柿は特に熟しやすいんですよね。

次郎柿なら熟し過ぎが嫌いな人でも、
美味しく食べられそうな感じです。

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カキの収穫

●今年のカキは当たり年？

家の裏のカキの木。

（カキの木）


カキの実がたくさんなっています。

このカキの木は富有柿。

カキの中でもとっても有名な品種ですね。

我が家のカキの木は２本あって、
もうひとつの品種は松本早生富有柿。

松本早生富有柿は、早生と言うだけあって、
とっくに収穫時期は過ぎてしまいましたが、
富有柿の方はまだまだ収穫期です。

今日は今年何回目かのカキの実の収穫。

（カキの実の収穫）


高枝切り挟を駆使して、
今日の収穫は２７個でした。

本当はもっとたくさんあったのですが、
熟しすぎてグチャっとしたものがいくつかあったので、
残ったのが２７個。

カキの実って、
採り頃が難しいんですよね。

早すぎると硬くて食べられないし、
ちょっとでも遅くなるとグチャっとしてしまいます。

お店で販売しているカキの実は、
たぶん早めに収穫したものと思うので、
今回収穫したカキの実も
少し早めのものもあります。

それにしても、
↓このカキの実の艶といったら、
まるでワックスをかけて磨いたみたいです。

（カキの実）


素晴らしい色です。

味も良いです。

カキの実って、
豊作と不作がはっきりしていて、
３年前のときはひどい状態で、
２本のカキの木から収穫できた実は、
なんとゼロ個でした。

その年は全国的に不作だったようです。

ところで、カキの木って、
ちょっと嫌いなところもあります。

まずは、イラガの幼虫。

イラガの幼虫、通称デンキムシは、
カキの木の葉に付いていることが多く、
ちょっとでも触ったものなら、
電気が走るくらい痛みます。

それから、スズメバチ。

地面に落ちたカキの実が熟してグチョグチョになると、
そこにスズメバチが寄ってくるんですよね。

特に、９月～１０月の間は、
カキの木の傍を通る時は格段の注意が必要です。

今の時期はスズメバチも少なくなってきたので、
少しは安心かな？

今年のカキは豊作。

しばらくはカキづくしになりそうです。

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干し柿のいただきもの

●シュロの葉で干したカキ

干し柿をいただきました！

（干し柿）



この干し柿は近所の方からいただいたものです。

立派にできてますねぇ。

とても甘そうです。

ちなみに、我が家にもカキの木が何本かあるのですが、
我が家では作りたくても作れないんですよね。

と言うのも、我が家のカキの木は甘柿だからですね。

干し柿は渋柿から作るものなので・・・。

それにしても、ヒモに付いたままの干し柿を
生まれて初めて見ました。

ところで、この干し柿のヘタについているヒモ、
いったい何のヒモだか分かりますか？

（干し柿についているヒモ）


ヒモにほつれたような感じがありますね。

このヒモは、シュロの木の葉っぱを、
縦に裂いて作ったヒモなんだそうです。

シュロの木というのはヤシの木の仲間で、
日本では耐寒性の強いワジュロという品種が最も多く、
樹高が１０ｍを超えることもあるそうです。

幹にはモワモワっとした繊維質で覆われていて、
シュロ皮と呼ばれています。

園芸でもよく使われるシュロ縄も、
このシュロ皮から煮出したりして作られているんですね。

ホウキや敷物としても利用されるとか。

そして、その葉っぱはいくつにも分かれて
熊手のように長～く広がっています。

我が家にはシュロチクの木がありますが、
シュロの木と似ています。

そのシュロの木の葉を使って、
カキの実のヘタに巻きつけて、
軒下に吊るして干したのだと思います。

手でぶら下げてみると↓こんな感じです。

（干し柿をぶら下げてみると）



冬の風物詩ですね。

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