サギソウの冬籠り

●サギソウは冬でも水やり

サギソウの鉢植え３鉢。

（サギソウの鉢植え）



今年の夏には綺麗な花を咲かせてくれました。

サギソウの花はとても可憐な花なので、
ぜひ↓見てみてください。

※サギソウの花についてはこちら：
　→サギソウの開花と夏の管理
　→サギソウの育て方（１）：日本原産のラン科植物

サギソウは日本原産のラン科の草花（山野草）で、
耐寒性の多年草です。

耐寒性なので、冬でも屋外で管理できます。

晩秋には地上部が枯れてしまい
何もなくなってしまうのですが、
休眠中の冬の間もちゃんと生きているので、
しっかりと管理してあげる必要があります。

■サギソウは乾燥と凍結に注意！

サギソウの冬の管理のポイントは２つ：
　・冬の間も乾燥しないように！
　・凍らせないように！

サギソウはもともと湿地に自生する球根植物なので、
冬の間も水やりしてあげます。

定期的に霧吹きなどで水をかけたり、あるいは、
濡れた新聞紙を上にかぶせるだけでも乾燥を防げます。

あと、球根が凍り付いてしまうのも厳禁！

鉢植えの場合は、北風があたらない
南側の暖かい場所に移動してあげます。

さらにマルチングをしてあげると完璧です。

我が家の場合は、南側の軒下に鉢を移動して、
芝草でマルチングしてあげます（上の写真）。

マルチングにはいろいろな効果があって、
乾燥防止と凍結防止の一石二鳥です。

霜柱の力で球根が押し上げられるのも防げます。

※マルチングについては詳しくはこちら：
　→マルチングとは（マルチング）

※サギソウの冬の管理についてはこちら：
　→サギソウの育て方（３）：冬の管理と花蜜の不思議

春先になったら球根の植え替えです。

※サギソウの植え替えについてはこちら：
　→サギソウの植え替え（１）
　→サギソウの植え替え（２）

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サギソウの開花と夏の管理

●サギソウ開花

サギソウ（鷺草）が今年も開花し始めました。

（サギソウの鉢植え）


開花したのはまだ１輪。

（サギソウの花）



このサギソウは今年３月に植え替えをして、
４月末くらいから発芽し始め、
７月中旬にはつぼみが出来始めていました。

※植え替えの適期は２月中旬～３月中旬。
　サギソウの植え替えについてはこちら：
　→サギソウの植え替え（１）
　→サギソウの植え替え（２）

※サギソウの発芽についてはこちら：
　→サギソウの発芽

サギソウの開花期は７月中旬～９月上旬なので
ほぼ順当に開花した感じですね。

ただ、今年は植え替えをしたこともあって、
去年に比べると株の数が少ないです。

※去年のサギソウの開花はこちら：
　→（１）日本原産のラン科植物

つぼみの数も１０個くらい。

（サギソウのつぼみ）


サギソウって花も変わっていますが、
つぼみも変わっていますね。

これからもっと増えるとは思いますが、
もう少し密植しても良かったかもしれません。

サギソウの鉢植えはあと２鉢ありますが、
そちらはまだ開花していません。

（サギソウの鉢植えNo.２とNo.３）



この２鉢には小さめの球根が植わっているので、
つぼみの数も少ないです。

■サギソウの開花中の管理

サギソウは基本的に日当たりで管理しますが、
開花中は明るい半日陰に置きます。

午前中２時間くらい陽があたる場所に置き、
強い直射日光や雨を避けてあげると花が長持ちします。

※室内でも良いですが夜間は屋外に出します。

水やりは毎朝、好天時には夕方にも水やりします。

開花中（７月中旬～９月上旬 ）は肥料はあげません。

あと、花がらを残しておくと株が弱ってしまうので、
こまめに花がら摘みをしましょう。

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サギソウの発芽

●サギソウの発芽と今後の管理

３月に植え替えたサギソウ（鷺草）、
４月にかけての急激な温度変化もあり、
なかなか芽が出ないので心配していましたが、
ようやく発芽しました。

（サギソウの鉢植え３鉢）




３鉢ともすべて芽が出てきました。

（サギソウの発芽）




サギソウの育て方はこちら：
→（１）日本原産のラン科植物
→（２）サギソウの育て方と殖やし方
→（３）冬の管理と花蜜の不思議
→サギソウの植え替え（１）
→サギソウの植え替え（２）

■これからのサギソウの管理

【水やり】

サギソウはもともと湿地に自生している植物、
水が大好きな植物なので、
３月下旬～10月の生育期は毎日水やりします。

天気が良く乾燥した日には夕方にも水やりします。

※水のやり過ぎには注意、根腐れの原因になります。

鉢の表土に水ゴケを敷いておくと、
湿地の環境に近くなり生育がよくなります。

【日当たり】

３月～11月中旬の置き場所は基本的に屋外です。

日当たりは良い方がよいのですが、
半日くらい太陽があたる場所ならＯＫです。

ただし真夏の間は少し例外で、
午前中２時間くらい陽があたる場所に置き、
強い直射日光や雨を避けてあげると花が長持ちします。

【肥料（追肥）】

花を咲かせるための追肥は５月～６月頃、
月１回くらい、液肥をあげます。

開花中（７月中旬～９月上旬 ）は肥料はあげません。

花後の８月中旬～10月には、
月１回くらい、液肥をあげます。

※花後の肥料は球根を太らせるための大事な追肥です。

「湿地に生える植物」ということを押さえておけば、
とりあえずはちゃんと開花すると思います。

去年の１鉢が今年は３鉢に殖えたので、
今から夏の花期が楽しみです！

（花期のサギソウ）


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