ユリの種ができた！

●飛んで行ってしまうユリの種

地面からスッと斜めに伸びているのは
この夏に咲いたユリの残骸です。

（ユリの残骸）


ちなみに、
下の方にあるのはシソの残骸。

このユリ、
８月には真っ白な花が咲いていました。

（ユリの花：８月）



テッポウユリ系の花ですね。

実はこのユリ、
こんな場所に球根を植え付けた
記憶がまったくないのです。

他の植物が生えている場所ですし・・・。

勝手に生えてきたんですね。

種が飛んできて自然発芽したのか・・・。

でも、ユリって、
種から育てる実生栽培は難しい筈なんですよね。

そんな勝手に生えてきたユリですが、
今ではすっかり茶色くなってしまいました。

花がらを取るのも忘れてしまい、
↓こんな感じです。

（ユリの花がら）



ユリの花がらって、
面白いカタチをしてますよね。

よ～く見ると、
中に何かが詰まっているのも見えます。

花がらを上から覗いてみましょう。

（ユリの花がら：上から）


これは種ですね！

ものすごい数のユリの種が、
ビシッと詰まっています。

ユリの種って、
こんな風にできるのですね。

せっかくなので、
花がらを切り離してみます。

（ユリの種）


薄っぺらい種がビッシリと、
ミルフィーユ状に詰まっています。

種の大きさは５ｍｍくらい。

超薄っぺらで、
わずかな風でも飛んで行ってしまいます。

この種なら、
遠くからでも簡単に飛んで来れそうです。

我が家に勝手に生えてきたユリも、
種が飛んできて発芽したのかもしれません。

種が発芽して花が咲くようになるまでは、
何年もかかると思いますが、
自然発芽の可能性が高いですね。

今回採れたユリの種は、
庭の端っこにパラパラと落としておきました。

何年かしてまた花が咲いたら、
思い出すかもしれません。

【スポンサーリンク】

ユリの種？

●ユリの枯れた鉢から

ユリの植木鉢で、
丸っこいものが付いた茎を見つけました。

（ユリの種サヤ？）



この植木鉢は何のユリだったか、
枯れてしまった今では記憶だけが頼りですが、
たしかオレンジピクシーという品種だったと思います。

オレンジピクシーの開花期の写真は↓こちら。

（オレンジピクシーの花）


さてこの丸いもの、
たぶんユリの種サヤだと思います。

ネットでユリの種を画像検索したら
たくさん出てきたので間違いないでしょう。

それにしても、
ユリは何年も育てていますが、
こんな種が出来たのは確か初めてだと思います。

たった１つしかない種サヤですが、
かなり乾燥しているようなので、
取ってみました。

（ユリの種サヤを取ってみる）


たぶんもっともっと乾燥すると、
ぱっくりと開くのだと思います。

手で開いてみましょう。

（ユリの種サヤを割ってみると）


３つに割れました。

ヒダヒダのようになっていますが、
そのヒダヒダ１枚１枚がサヤから外れます。

（ユリの種サヤの中身）


ヒダヒダがパラパラとたくさん取れました。

かなりの量ですね。

（ユリの種）


とても薄っぺらいのですが、
これがユリの種なんですね。

風に乗って飛びやすいように
薄っぺらく出来ているのかもしれません。

ところでユリって、
種から育てられるのでしょうか？

少し調べてみたら、
種からユリを育てることも可能だそうです。

ただし、開花まで５年もかかるとか・・・。

でも、種の場合だと、
ウイルス病にかかっていないらしいです。

それと、
親のユリとは違う花が咲く可能性もあるとか・・・。

ユリの種まき、
やってみたい気もしますが、
５年も育てて同じ花だったらガッカリですよね。

それに種まきする場所もないし・・・。

今回採ったユリの種は、
とりあえず元の植木鉢の中に
ばらまいておきました。

【スポンサーリンク】

ユリの葉を食べるルリタテハ幼虫

●ユリの葉を食害、毒ケムシ？？？

ユリの鉢植え、これはカサブランカだったかな。

（ユリの鉢植え）


とっくの昔に花は終わってしまっていますが、
今は球根を太らせる大事な時期。

たまに肥料をあげながら大事に育てています。

ところが！

ユリの葉に異常を発見！

何かにかじられたような跡がたくさんあります。

（食害されたユリの葉）



そして下の方の葉には黒い点々がたくさん。

これは明らかに何かの虫のフンです。

（ユリの葉に虫のフン）



こういう時は上の葉をみると・・・
犯人を発見しました！

（ユリの葉を食害するケムシ）



ひとつのユリの株に数匹ずつ付いています。

体長は大きくやつが５ｃｍくらい、
トゲトゲのあるケムシ、
毒ケムシにも見えます。

毒ケムシと言えば、代表的なのは
チャドクガ、イラガ、ヒロヘリアオイラガ。

※毒ケムシについてはこちら：
　→チャドクガの被害
　→ウミウシに似た毒ケムシ、イラガの幼虫
　→カキ（柿）の収穫～ケムシに刺され・・・

チャドクガはトゲ（毛）自体に毒があって
死んでもトゲに毒が残っているのでとても危険。

でもユリの葉についているケムシは
チャドクガとは色や形が違います。

イラガ類はトゲの中から毒が出るので、
死んでしまえばトゲには毒がありません。

しかしユリの葉についているケムシは
イラガともちょっと違うような感じです。

トゲトゲの形はなんとなくイラガに似てますが、
色や身体の形は違いますね・・・。

とりあえずは、毒ケムシであることも考えて、
割り箸を使って駆除・処分しました。

が！ルリタテハの幼虫であることが分かりました！

チョウの一種だそうですが毒々しい・・・。

でもトゲトゲには毒はないそうです。

【スポンサーリンク】