コルチカム早くも発芽

●こんなに早かったコルチカム

コルチカムの栽培地。

（コルチカム栽培地）


コルチカムは別名イヌサフランと言われ、
１年に２回芽吹く不思議な球根草花です。

※コルチカムの育て方シリーズはこちら：
　→コルチカムの育て方：（１）耐寒性強く丈夫
　→コルチカムの育て方：（２）植え付け方法
　→コルチカムの育て方：（３）春～夏の管理と掘り上げ

今の季節は休眠期。

と思っていたらビックリ。

（コルチカムの発芽）


なんと、
発芽していました！

最初はヒアシンスかと思いましたが、
こんなところに植え付けた記憶はないし、
たしかにコルチカムの栽培地だし・・・。

我が家のコルチカムは、
今年で３回目の春を迎えますが、
春の発芽したての頃って初めてみました。

いつもは３月頃になってから、
いつのまにか発芽していたのを見つけるので・・・。

それにしても１月に発芽するなんて、
コルチカム恐るべしって感じです。

耐寒性が強いのをアピールしたいのは分かりますが、
極寒期に発芽しなくても良いのに・・・と思います。

コルチカムはこの後、
茎葉だけが生い茂ったあとに、
５月～６月に一度枯れます。

そして秋に再び芽吹いてから、
９月～１１月に開花します。

コルチカムの球根を植え付けてから３年。

調べ直してみると、
植え替えは２年～４年に１回なので、
そろそろ植え替え時です。

ちゃんと分球してくれているのか心配ですが、
掘り上げの適期は７月なので、
それまでは我慢です。

今年の７月には、忘れずに
掘り上げて植え替えしてあげようと思います。

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コルチカムにはコルヒチン

●コルチカムは毒？薬？

コルチカムの栽培地。

（コルチカム栽培地）


左手にはフキが生い茂り、
手前には雑草が生えてしまっていますが、
コルチカムは元気に育っています。

３月上旬から発芽し始めたコルチカムですが、
４月に入りグングン大きくなってきました。

（コルチカム）


今の草丈は３０ｃｍくらいあるでしょうか。

去年よりも確実に大きくなっています。

コルチカムは初夏に一度枯れた後、
秋に再び芽吹いて花を咲かせます。

今年の秋が楽しみになってきました。

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ところで、コルチカムには、
コルヒチンという成分が含まれています。

天然由来の有機化合物で、
化学式はC22H25NO6。

訳分からないですよね。

コルヒチンが含まれているのは、
球根と種の中です。

このコルヒチン、
リュウマチや通風の治療薬として
使われてきました。

今では他の鎮痛薬が使われることが多くなりましたが、
今でも通風の発作を和らげたり、予防する治療薬として
コルヒチン錠などの名前で処方されることがあるそうです。

一方でコルヒチンの毒性も強く、
誤って摂取すると下痢や嘔吐を引き起こすそうです。

発熱や腎不全などの症状が出ることもあるそうです。

コルチカムの種を数グラム摂取するだけで、
死に至ることもあるとか。

怖いですね。

ちなみに、
コルヒチンはコルチカムのほかに、
グロリオサという植物の球根にも
含まれているそうです。

グロリオサの球根はヤマイモに似ているので、
誤って食べてしまい死亡する事故もあるとか・・・。

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コルチカムの芽吹き

●今年のコルチカムは期待大

コルチカムの栽培場所。

（コルチカム栽培地）


今年も元気に芽を出してきました。

（コルチカムの芽）



芽が出ているのは５株ほど。

３月の上旬から芽が出てきました。

我が家のコルチカムにとって、
今年は２回目の春を迎えます。

本当は３回目の春なのですが、
実際には２回目の春。

このコルチカムは３年ほど前に
開花株をいただいたものなのですが、
開花後に庭の片隅に植え付けて、
１年以上も経ってから、
やっと去年の春に芽が出たものです。

※コルチカムの去年の発芽についてはこちら：
　→びっくり！コルチカム

その時はビックリしました。

１年以上も地中に埋まっていて、
それから発芽するなんて、
生命力の強さを感じました。

去年はその後、
初夏に一度枯れてから、
秋に数輪だけ小ぶりの花を咲かせてくれました。

※コルチカムの去年の開花についてはこちら：
　→コルチカム開花

今年は２回目の春なので、
球根の大きさも大きくなっているはず。

発芽している様子を見てみても、
去年より太く大きく発芽しているように見えます。

コルチカムは、
これから初夏まで茎葉だけが伸び、
その後に一度枯れてから、
秋に再び芽吹いて開花します。

秋に開花するのは、
初夏までに蓄えた栄養に左右されるので、
春～初夏の生長期がとっても重要なんですね。

なので、肥料をあげるのもこの時期。

※コルチカムの育て方シリーズはこちら：
　→コルチカムの育て方：（１）耐寒性強く丈夫
　→コルチカムの育て方：（２）植え付け方法
　→コルチカムの育て方：（３）春～夏の管理と掘り上げ

コルチカムの肥料は、地植えの場合は、
２月と４月に緩効性の化成肥料を与えるか、
葉の出ている時期に２週間おきに液肥を与えます。

※鉢植えの場合は、
　葉の出ている時期に２週間おきに液肥を与えます。

早速、ちょっと遅くなりましたが、
我が家のコルチカムにも肥料をあげました。

今年の秋の開花は期待大です。

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