カロライナジャスミンンの種

●カロライナジャスミンはさし芽で殖やす

カロライナジャスミンの鉢植え。

（カロライナジャスミンの鉢植え）


葉っぱが赤く紅葉しています。

というか、カロライナジャスミンは、
本当は常緑低木なのですが、
寒い時期は葉っぱが赤くなります。

暖かい室内に移動してあげれば、
また元の緑色に戻ります。

もちろん屋外でも十分冬越しは可能なので、
緑色の葉っぱが好きな人だけ屋内に入れましょう。

カロライナジャスミンの開花期は３月～５月。

でも、それ以外にも、秋にも少し咲いたりします。

そして花が終わった後には花がら摘みをして
株に負担をかけないようにするのが普通です。

ですが、今年は花がら摘みをさぼってしまい・・・、
その後どうなったかと言うと、
種がたくさんできました。

（カロライナジャスミンの種さや）




こんなにたくさんできるとは思ってませんでした！

カロライナジャスミンの種って、
１１月～１２月にかけてできるんですね。

ひとつ採って剥いてみました。

（カロライナジャスミンの種さやを開くと）






種さやは縦２つに分かれ、
その中に全部で１０粒くらいの種が入っています。

種の周りには薄い半透明の羽のようなものが付いてます。

この羽のようなもので風に乗って、
遠くに飛んで行くのでしょうね。

種自体もかなり薄っぺらくて、
簡単に風に吹き飛ばされそうです。

カロライナジャスミンは普通はさし芽で殖やします。

※さし芽の適期は５月～６月。

種まきではうまくいかないと思いますけど、
こぼれ種がたくさん飛んでいくと思うので、
もしどこかで発芽したら大事に育てましょう。

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カロライナジャスミンはジャスミンではない？

●カロライナジャスミン満開

カロライナジャスミンが満開になりました。

（カロライナジャスミンの鉢植え）


（カロライナジャスミンの花）



カロライナジャスミンは常緑つる性の低木。

木と言ってもつる性なので、
それほど高くは感じませんが、
生育旺盛で毎年つるがかなり伸びます。

寒さに強く、暑さにも強く、
病気や害虫の心配もほとんど無く育てやすく、
常緑なのでフェンスに絡ませて垣根にすることも。

※秋～冬は少し紅葉します。

花の形は２ｃｍくらいのラッパ型で、
春の開花期には黄色い花がたくさん咲き、
すごく見ごたえがあります。

※秋にもちょっと咲きます。

花の香りもすばらしいです。

■ジャスミンとは違う

カロライナジャスミンは、実は
ジャスミンの仲間ではありません。

ジャスミンに似ているということで、
誰かが名前を付けたのでしょうね。

本来のジャスミン、例えばハゴロモジャスミンや、
ジャスミンティーの原料になるマツリカという品種は、
モクセイ科ジャスナム属で中国原産の植物。

※ジャスミンのお話はまた改めて。

一方でカロライナジャスミンは、
マチン科ゲルセミウム属に分類されています。

原産地は北米など。

■カロライナジャスミンは有毒！

これはとても大事なことですが、
ジャスミンと間違えて食用にしてはいけません。

カロライナジャスミンには、
花、葉っぱ、茎、根っこなど、
すべてに毒があります。

※特に根っこが有毒。

めまいや呼吸不全などを起こすことがあるそうなので、
間違ってもジャスミンティーにはしないでくださいね。

そんなカロライナジャスミンですが、
落ちてゆく花びらがちょっともったいないので、
花びらを集めて即席ポプリにしてみました。

（カロライナジャスミンの花びら）


（カロライナジャスミンの即席ポプリ）


※有毒なので注意です。

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