アルストロメリアの種？

●アルストロメリアの種サヤは空っぽ

アルストロメリアの鉢植え。

（アルストロメリア：鉢植え）


白花のアルストロメリアです。

（アルストロメリア：白花）


もう花も終わり。

花と言うより花がらに近いかも。

アルストロメリアの開花期は４月～６月なので、
もうとっくに過ぎています。

我が家にあるもう１種類のアルストロメリア、
そちらは桃色の花が咲く品種なのですが、
今は花は咲いていません。

今は休眠期ですね。

こちらの白花のアルストロメリアは、
四季咲きに近い品種なのでしょう。

高温多湿が大の苦手のアルストロメリア、
今年もなんとか猛暑を乗り切ってくれたようです。

さて、このアルストロメリアの鉢植え、
最近花がら摘みを忘れていたら、
種サヤが出来てしまいました。

（アルストロメリアの種サヤ）


まだ緑色の種サヤ、
クチナシの実にカタチが似ています。

種サヤを割ってみます。

（アルストロメリアの種さやを割ってみる）



３つの部屋に分かれていて、それぞれの部屋に
種の元らしきものがたくさん見えます。

アルストロメリアの種ってこうやってできるんですね。

茶色くなった種サヤも見つけ、取ってみました。

（アルストロメリアの茶色い種サヤ）



緑色の種サヤと比べると、
かなりカタチが違いますねぇ。

割ってみましょう。

（アルストロメリアの茶色い種サヤを割ってみる）


あれ？空っぽ？

何も入っていませんねぇ。

受粉していないのかな？
それともとってもちっちゃい粒々が種？？？

いえいえ、そんな小さい筈はないですね。

種が出来ていないのです。

残念でした。

ちなみに、アルストロメリアの種まき適期は
９月中旬～１１月とされています。

もうそろそろ種まき適期だったのに・・・。

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アルストロメリアの育て方：（３）殖やし方

●アルストロメリアは分球や株分けが基本

アルストロメリアは、
分球、株分け、種まきで殖やせますが、
分球か株分けが手っ取り早いようです。

■アルストロメリアの掘り上げ

アルストロメリアは、2年～3年に1回は掘り上げます。

※地植えの場合はもう少し長くても可。

掘り上げの適期は6月中旬～7月中旬、
葉が全部枯れたら掘り上げます。

掘り上げた球根は乾燥させて保存します。

※乾燥前にベンレートなどで消毒すると、
　病気を予防できます。

球根は乾燥が苦手という意見もあり、
掘り上げ・植え付けを同時に行なうことを
推奨する説もあります。

掘り上げと植え付けを同時に行なう場合は、
10月～11月に行ないます。

※球根は7月～8月中旬ころに分球します。

なお、我が家のアルストロメリアの場合、
地上部が完全に枯れることは無いので、
暑さや寒さに比較的強い品種と思われます。

何年も植えっぱなしなので、
そろそろ植え替えの予定です。

■アルストロメリアの株分け

アルストロメリアの株分け適期は10月～11月頃です。

芽の付いた地下茎を、芽を傷つけないように
適当な大きさに取り分け、植え付けます。

■アルストロメリアの植え付け

アルストロメリアの植え付け適期は10月～11月頃です。

【鉢植えの場合】
　5号鉢に1球を目安に植え付け、
　用土は基本の土を使います。
　植え付け深さは5cmくらいです。

　※基本の土：赤玉土小粒６～７：腐葉土３～４

【地植えの場合】
　球根の間隔は30cmくらい、
　基本の土に有機質肥料を混ぜて使います。
　植え付け深さは10cmくらいです。

■アルストロメリアの種まき

アルストロメリアは種まきでも殖やせます。

種まき適期は9月中旬～11月頃です。

種は肥料の含まれない種まき用土にまき、
5mmくらい土をかぶせ水やりをします。

本葉が出てきたらポットなどに移植し、
根が張ってきたら鉢などに定植します。

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アルストロメリアの育て方：（２）高温多湿が苦手

●アルストロメリアは夏に注意！休眠期は水やり中止

アルストロメリアは、基本的に半耐寒性なので、
寒さにもあまり強くないのですが、
ですが、寒さよりも高温多湿が苦手です。

■アルストロメリアの置き場所

夏季のアルストロメリアは、
風通しの良い明るい日陰など、
涼しい場所に移動させ乾燥気味にします。

また梅雨の時期には雨にもあたらないようにしましょう。

冬の間は軒下などの霜の降りない場所に置きます。

我が家のアルストロメリアは、
年を通じてベランダの下の壁寄りに置いてありますが、
冬には太陽の高さが低いので日差しがよくあたり、
夏には太陽の高さが高くベランダの日陰になります。

（アルストロメリアの鉢植え）


地植えなど、霜が降りる場所に植え付けている場合は、
冬はマルチングなどをして霜よけをしましょう。

なお、品種によって暑さや寒さに強いものもあります。

アルストロメリアは多種多様に品種改良されているので、
球根や鉢植えを購入した際の説明書きを良く読んで
その品種に合わせて育てるようにしましょう。

■アルストロメリアの水やり

アルストロメリアの水やりは、
生育期と休眠期で方法が異なります。

※ただ、どちらの場合も、水やりが多すぎると
　腐ることがあるので注意しましょう。

基本的には表土が乾いたらたっぷり水やりします。

休眠期（6月～9月）に地上部が枯れたら
水やりはストップします。

地上部が枯れない場合（花期が長い品種など）は、
やや乾かし気味に水やりを続けます。

冬の間も同様にやや乾かし気味にします。

次回はアルストロメリアの殖やし方。

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